娘が通信制高校に編入して、今思うこと

子供のこと

みなさんこんにちは、専業主夫のにゃはっぴーです。

昨日、娘が通信制高校に編入した経緯と、通信制高校の学費について書きましたが、今日は編入してみて4年が経過した今だから思うことを書いていこうと思います。

昨日の記事:『もしも子供が通信制高校に通うことになったら

 

わたしが感じた通信制高校の特徴

私自身ふつうの高校生活を送り社会に出たので、通信制高校という言葉に正直偏見を持っていました。

結論から言います。

娘を通信制高校に通わせて非常に良かったです。

娘を通信制高校に通わせたメリットとデメリットを紹介します。

通信制高校のメリット

メリットその1 授業に融通が利きます。誤解を恐れず言えば、単位をお金で買うということです。

具体的に言うと英語の単位が足りない場合、6万円ほど支払いして授業のコマ数を増やしてもらうことができます。

感覚的には自動車学校のシステムに近いです。

メリットその2 教科書を見ながらwebで課題を提出できます。

教科書を見ながら取り組むことにより、「わからない」ということがありません。

年に数回ペーパーテストもありますが、前期後期あわせて70点以上で単位がもらえます。

仮に70点以下で単位を落とした場合でも、次の学年で取得できる制度があります。(ちなみに2年連続で同じ科目の単位を落とすと留年になります。)

メリットその3←ここが最大のメリットです。

通信制高校の最大のメリットは、他の生徒が人の痛みを知っていることです。

通信制高校に通っている生徒は多かれ少なかれ心に傷を持っています。

うちの娘のように普通の私立高校からはみ出した人間や、いじめを受けて不登校になった子供、スポーツ推薦で高校に進学したけどけがをして高校に居づらくなった生徒など様々です。

通信制高校に行く前の高校も、超進学高校やお嬢様学校、底辺高校に引きこもりなどさまざまです。

生徒のほとんどが人の痛みを知っているので、優しいです。人が嫌がることをしないのはもちろんのこと、悩んでいる友達がいると、みんなが少しでも力になろうと動いてくれます。

また学校のイベントを通して、親同士や教師との交流する場も設けてくれています。

通信制高校のデメリット

デメリットその1 良くも悪くも自由度が高い。遊ぶ時間がかなりできるので、堕落してしまう可能性があるので、没頭する何かを見つけておくことをオススメします。

うちの娘の場合は空き時間の半分以上スーパーでレジ打ちのバイトをして、学費に充てさせていました。(そういう名目で子供から徴収していましたが、もちろん使わずに貯めています。)

デメリットその2 普通の高校と比べてめちゃくちゃお金がかかります。

デメリットその3←最大のデメリットです。

通信制高校から就職することはかなり難しいです。

全てではないですが、通信制高校には就職課というものがありません。クラークの場合就職担当の先生はいるのですが、高校からの紹介案件などはいっさい無く、ネットや職安などで自分で就職案件を見つけてきて、その企業に先生から連絡してもらう感じでした。

学校自体も歴史が浅いので、OBやOGからの紹介もありません。

通信制高校に通わせる場合、大学や専門学校などに進学させるつもりでいましょう。

学校の担任も最終学歴を定時制高校にさせることに消極的です。

子供を通信制高校に通わせたまとめ

2日に渡って娘を通信制高校に通わせたことについて書いてきましたがいかがだったでしょうか?

この記事の主人公である娘は現在、時給900円でアパレルで正社員目指して働いています。

普通の高校から通信制高校に編入した4年前はどうなることかと心配しましたが、毎日元気でサボらずに仕事に行っています。

一度は子育てに失敗したと思いましたが、何とかなりました。

子供を通信制高校に通わせる親の覚悟として大事なことは、何とかなると思うことです。

進学先として通信制高校を検討されている子供のメンタルはかなり弱くなっています。

わたしの経験から言うと、親が覚悟を決めることで子供は精神的にかなり楽になります。

今の時代、通信制高校を選択するのもアリですよ。

 

この記事が読んでいただいた親御さんの子育てのヒントになれば幸いです。

専業主夫のにゃはっぴーでした。

 

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