みなさんこんにちは、年末には必ず除夜の鐘をついている煩悩まみれ専業主夫のにゃはっぴーです。
ところでみなさんはなぜ除夜の鐘が108回なのか知っていますか?
諸説あるようですが、有力な説は四苦八苦の合計の数です。
つまり苦という字を数字の9に置き換えて4×9=36、8×9=72、合計で108です。
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仏教で四苦八苦とは?
仏教で四苦とは、生・老・病・死です。八苦とは生老病死にプラスして、怨憎会苦・愛別離苦・求不得苦・五蘊盛苦のことです。
生老病死は誰でもわかると思いますが、八苦のほうは難しい漢字が並んでいますよね。
では、八苦をわかりやすく解説していきます。
怨憎会苦(おんぞうえく)・・・憎んでいる人と出会ってしまう苦しみ
愛別離苦(あいべつりく)・・・愛する人とも必ず別れが来る苦しみ
求不得苦(ぐふとくく)・・・求めるものが得られない苦しみ
五陰盛苦(ごおんじょうく)・・・自分の心と身体が思うようにならない苦しみ
わたしはこの話を法事の時のお坊さんに聞いたときは目から鱗でした。
2000年前から人間の悩みが変わっていないなんて、信じられません。
技術や医療がものすごく進化している現代でも、悩みや苦しみの種は2000年前と同じなんて、ある意味衝撃です。
現代では宇宙にも行けますし、クローンだって作ることができるのに、四苦八苦しています。
ある意味素敵かも
煩悩や欲、苦しみがあるからこそ人間は頑張れるのかもしれません。
欲や煩悩が無くなって「今のままでいいや」とか「どうなってもいいや」と思って四苦八苦しなければ1ミリも前に進めませんからね。
もがき苦しみながら生きていくのが楽しいのかもしれません。
かく言う私も煩悩まみれの人間なので、四苦八苦しながらでも欲に向かって突き進んでいこうと思います。
P.S.わたしは宗教とか全然詳しくないのですが、どうしてもわからないことが一つだけあります。それはキリスト教、仏教、イスラム教の三大宗教がなぜ同時期に別々の場所で興ったのかという点です。インターネットもない時代ですからね。ある意味奇跡です。
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